昭和の香り

  • 2014.04.26 Saturday
  • 19:36

親しくしている古物商の知人からの連絡
『お好きな物が手に入りましたよ・・・』
彼女にはいつも昭和モダンな物をお願いしています。 アンティークでもないリサイクルでもない、不思議な感覚を持った女性、私の着物屋のスタートにはお世話になりました。
道具も扱っているので、こちらは私の憩いの場所でもあります。

夏日のような黄金週間の初日(巷で言われてます)に車を走らせて20分、福岡の西のこちらで仕入れさせて頂いたのは・・・・
昭和の反物 男児の浴衣地です 見た瞬間 心の中で悲鳴 『 超可愛い!! 』 

【海水浴に行った時の僕】と勝手にネーミング(#^.^#)
三種のパラソル・バケツ・スコップ・浮輪・雲・ヒラメ・かもめ・雲・波
昭和の味ある染め これだよね・・・と感心しきり
焼けは少々ありますが・・・仕立てようか お得意の夢吉手拭いにしようかと思案も楽しい時間です

そして昭和を代表するイラストレーター 内藤ルネさんの挿画の箱



古き良き時代の産物
富岡製糸場が世界文化遺産登録に勧告された今日平成26年4月26日でした。


ニコ


春色帯

  • 2014.04.23 Wednesday
  • 15:59
爽やかな日が続いてますね。
こんな春の日 パステルな色にワクワクして、仕入れてしまいました


真綿紬八寸
31.5cm
350cm
未着用品
26000円+消費税



ピカソ画のような不思議な柄
ラベンダー色の台に
黒 グレー 辛子色 ブルー 緑 えんじ
洋色の糸の立体感、まるでキリムのようなざっくり感でかつ品が漂ってます。


紅花や淡いお色の紬に個性的にコーディネートしたら、更に楽しくなりそうですね。

六通袋帯
30.5cm
448cm
未着用品



久々にアンティーク

  • 2014.04.22 Tuesday
  • 09:35

野菜てんこ盛りの図の昼夜帯です。

蕪 黄瓜 栗 蕨 空豆 サクランボ 柚子 辛子 山葵 土筆 カボチャ 椎茸 ふきのとう 枝豆 茄子 サクランボ せり
見ているだけで楽しいですね。
21.600円


カーネーションの名古屋帯です。
母の日が近くなってきました。
9.760円


けし?の花でしょうか?
単に刺繍がされてます。長さは418cmありますので、二重太鼓にすると太鼓に張り出ますね。341cm
6.480円

八重山紀行

  • 2014.04.19 Saturday
  • 10:18
石垣島は三度目となる。
新石垣空港は『南ぬ島石垣空港』と呼ばれ滑走路も長くなり、大型の飛行機の就航で観光客がどんと増えたとの事。

空港から最初の目的地、川平湾の近くの「からん工房」に向かう。
川平織の深石美穂さんが主宰する「からん工房」は川平湾を見下ろす草原の中の一軒家。
 
織り場や染め場にて丁寧な説明を受け、更に家の回りの植物についてのお話しも聞き、短時間ではあったが深石さんの性格が布に染め織り込められている感激を味わった。
 
左 アセロラの木 美が赤くなったら食べごろです。
右 福木 この木の皮から黄色の染料がとれます。福木は防風林としても海からの風を和らげます。


移動した小浜島で咲く花々に、プチバカンス気分をもらい、
帰路の日に八重山上布の復元者の新垣幸子さんの工房を訪れました。

本当に島の方々はほんわかとしたお話しのスピードと対応で、日ごろバタバタと時を消化している自分が恥ずかしくなるのでした。
現在織ってらっしゃる付下げの説明や、新垣さんのこれまでの作品の端切れのブックを何冊も拝見して時の経つのを忘れる程でした。

実に美しい上布です。

前回の石垣訪問は組合の工房にて、主に捺染の八重山上布を見学してきました。
今回は高名な作家さんから丁寧なお話しを聞け、更に上布の魅力にはまるのです。
作業や先生方のお写真は遠慮しましたので、石垣の花木の写真で美ら島の風を見て下さい。

 


)^o^(

サイズ大きめと小さめの夏着物

  • 2014.04.17 Thursday
  • 07:43

最近、お客様からよく聞かれるサイズの件・・・
前巾と後巾です。
裄・身丈・袖丈は当たり前でして、お探しのサイズが合ったら本当にラッキーと思います。
お勧めする私もホッとします。
きっちりサイズや柄や素材にこだわる方には反物からのお仕立てや、
お気にいりの着物のお仕立て替えをお勧めいたします。

さてこちらは
新入荷のサイズ大きめの小千縮です

裄  69
身丈 166
生成りに二色の茶と二色のグレーの縞で構成されています。
※リサイクルの美品 ¥34,000+消費税

そしてこちらは
新入荷のサイズ小さ目絽の万筋です

裄   65
身丈 156
和色大辞典を開いてどのお色が近いか探してみました。薔薇色あるいはさんご色でしょうか?
とても明るい品の良いお色目です。サイズが合いましたらラッキーですが、布に余裕がありますので、サイズ大きめに仕立て替え可能です。
※未着用品 ¥18,000+消費税

 

男前な大島紬単衣

  • 2014.04.11 Friday
  • 09:04

昨日4月10日は全国的に春爛漫の一日でしたね。
もう桜は駄目かと思ってましたら仕入れ会場の枝垂れ桜は佳境の花付きでした。

朝早くから庭師さん達が庭全体のメンテナンスしております。


樹木もそうですが人間も着物もメンテナンスをして良好な状態を維持するのだな〜と感心しながら ぼんやり見ていました。


暖かくなると、初夏の着物も気になります。
今回、何枚か仕入れた単衣のご紹介をさせて頂きます。


グレー??紺色の格子にほのかな赤
更に白のステッチが爽やかな印象で男前の色柄に個性を表してるように見えますが。


証紙もあります。サイズも大きめ?
梅雨期に色目の濃い大島の単衣は助かりますね(^ν^)

着物で癒されてます

  • 2014.04.05 Saturday
  • 20:38

今年の福岡は桜の開花と散りがあっと言う間の桜の期間でした。
これぞ桜咲く散る桜・・・日本人の心意気を花が表現しているのですね、と感心したりして、、、、

私事で恐縮ですが、初孫の誕生に伴う時間の分配で、ブログの更新が少々間が空いてしまってます。
新米ママの主婦業を代行して 平日神戸・週末福岡と 福岡⇔神戸を三週間 
その間に仕入をしたり銀座の催事に参加したりと、せわしくしています。
福岡に戻った時には異常な食飲欲と着物着用欲にみまわれてまして・・・
まさに衣食住の大切さを改めて思い知らされているのです。


桜色のしけ重ね染め紬は義母の残してくれた物、マイサイズに仕立て替してこの季節に毎年登場します。


骨董の市場で手に入れた、こげ茶色に段絣の結城紬を仕立て替えしました。 
こんな民藝の味が時たま恋しくなった時。更に帯合わせも着用感も楽チンなヘビロテの着物です。


浜松の「あかね屋」さんで糸と織を注文したざざんざ織に十年前にヤフオクでgetした桜の染帯※アンティークは実に長さが足りないと知りました。工夫して締めていますが布がいつまで耐えてくれるか、毎年毎年恐る恐るしめております。

何だか、とってもほっこりする気分にしてくれるのが 実に着物 なんですね。
着物には包むという作用があって、身体を覆ってくれて癒してくれるとの心理結果があります。
な・る・ほ・ど・・・・
さらに気分を晴れやかにしてくれる作用もあるそうで、まさに薬要らず・・・チョットオーバーですが。


☆☆☆

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