重陽の節句もとうに過ぎ 長月もあと何日となりました
爽やかな風の日中にさっと風を当てる 虫干しの丁度良い頃です
衣替えも兼ねて 箪笥の整理をする こんな秋のひとときが至福の時間です
しかし 時として久し振りに出てきた着物や小物達に 作業をストップされる事態になります
この布は その昔アンティーク着物に関心を持ち始めた頃 手に入れた布切れです 多分始めは着物か羽織だったと想像します そして長襦袢へ仕立て替えられ 最後には小物細工へと こんな道を歩んできたろうな〜と・・・・ そんな歴史を感じながら時間が過ぎていきます
大正ロマンの流れの柄にアールデコのエスプリがミックスされて パキッとしたシャープなタッチの染にずっと惹かれてます
錦紗の柔らかい感触と長さで帯揚げに使用していますが
最近は塩瀬の白襟 無地系の帯揚げが多くなって とんと出番がなくなってました